雪うさぎとの約束～2015

次いで、2015年に発表したのは、旅の途中で出会った雪だるまの妖精ポワールとポアラ、ポポッチョがその後、一緒に旅を続けていた時の物語です。そのお話をここで少し…ダイジェストでお伝えいたします。

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ある冬の日、ポポッチョがひとりで森を散歩していると、小さな雪うさぎの妖精と会いました。
名前は「ノンノ」。この冬に生まれたばかりでした。
一緒に雪だるまを作って遊んだ後、ポワールとポアラにも見せてあげようと、隠れ家のかまくらに運びました。

雪だるまを作るポポッチョとノンノ

隠れ家のかまくら

しばらくの間、一緒に過ごしましたが、家族が待っているので帰らなければならないノンノ。
ポポッチョが出会った場所まで送りました。

途中で、雪の中から出ていた枯草を見て、
「これはなに？」と不思議そうに聞くノンノ。
「花の忘れ形見だよ。」と答えるポポッチョ。
「花ってなに？」ノンノはアイヌ語で「花」という意味ですが、生まれたばかりなので、まだ花を見たことがありません。

春になって雪がとけてなくなると　大地に色とりどりの花が咲いてとてもきれいなことを教えてもらうと、見たくてたまらなくなりました。

そこで、春に会って一緒に見ることを約束して別れたのです。


やがて春になって、あの場所に行くとノンノはお姉さんと一緒に来ていました。初めての花に大感激のノンノはあふれる色と匂いにうっとり。

芝桜のじゅうたん

それから、もっともっといろいろな花が見たくなったノンノたちは一緒に「花の旅」に出たのです。


もしかしたら、あなたのそばで咲く花をそっと見に来るかもしれません。

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～そう結び、お話は終わりました。

旅でみつけたいろいろな花と一緒に写る彼らの写真をたくさん展示しました。ここですべてお見せできないのは残念ですが、どうぞ次回12月9日からの展示にいらしてください。メモリアルフォトブックをご用意しますので、新作展示と合わせてご覧になれます。

尚、一作目（2014年）の始まりの物語は販売用フォトブックとして制作してありますので、展示会場にて引き続き販売させていただきます。お手に取ってみていただければ幸いです。

produced by Springs Art Creation

Harumi